過去の産物

追記されることはほとんどないと思う感想置き場。

『ラクリモサ -七つの罪- vol.1 憤怒の章 ニコ』感想

※ネタバレ注意

雰囲気の参考にしてもらえるとこれ幸い。

追記にて。

 

 

・封印を解いたらしい主人公

封印されていたニコの封印を解いてしまった主人公。(ちなみにお姫様)

ニコは乱暴な言葉遣いやら何やらで大変好みなんですが、CV鳥さんということもあって余計に良いです。

 

・牢屋…?に連れて行かれた主人公

流石にご飯くらいは持ってきてやるよ、と言い牢屋に主人公を閉じ込めます。

鍵も掛けられ、ここから出たらどうなるかわかってるよな?と脅され…


翌朝、武器を持ってやってきたニコは更に脅しますが、反抗的な主人公の態度に力で脅しても意味ないか、と脅し方を変えます。(この辺りダミヘGJポイント)

主人公を組み敷いて服をひん剥いてるらしいニコさん…

色々好き勝手やってくれてますが、その中で主人公に「仲間になれ」と勧誘してきます。

 

・千年戦争の真実について

どうして千年戦争で国のために戦ったニコたちが、閉じ込められなければならなかったのか、王国がニコたちに何をしたのか聞かされます。

国のために全力で戦ったニコたちのお陰で国は守られたというのに、人ならざる力に怯えた王国側は、その力が自分たちに向かないようにと封印して二度とこの世に出てこないようにしたようです。
王国側のなんとも身勝手な言い分に、さすがに主人公も心を痛め…

代わりにはならなくとも謝ったみたいですね。

 

・ブチ切れるニコ

何にキレてるのかと思えば、楽しみに取っておいたあるものを仲間に食われたらしく…

好きなもの食べられてキレるニコとかかわいすぎじゃないですかね…_(:3」∠)_

とんでもない爆弾ぶち込まれました。


そして食われたなら買いに行けばいいと言うことで町へ買い物に…姫とバレると面倒なのでデートしてるカップルに見せようと。

手を繋ぐように言われ、主人公が繋ぐと


「はいダメー、俺が言ってるのはそういう普通の繋ぎ方じゃなくて、こう指を絡める感じの…」


いわゆる恋人繋ぎ的なアレでしょうね。(笑)

ちなみに道中何を食べられたのか明かされますが、なんとニコが好きなものがケーキ…!!!

やめてください…ギャップ萌えで死んでしまいます…帰り道なんかルンルンで帰ってますからね、何から食べるか考えるとか

 

お前はどこの子どもだよ!!!!!(かわいい)

 

・兵士に絡まれる二人

帰り際、主人公が兵士にぶつかってしまいニコが悪いな、と謝りますがぶつかられた兵士たちはそれで済むわけもなく、主人公を処刑するから連行すると言い始め…

キレたニコがボッコボコに…。(というか多分あれ死んだんじゃないか…?)


「ハッ、動かなくなっちまった…人間ってのは脆いよなァ…」


と狂気の一面が見られます。だいぶ好き。

主人公に止められて我に返ったニコは、その場から主人公を連れて走り去りますが、逃げた先で「もうお前は帰れ」と自分から離れるように言います。

しかし離れることがない主人公を見て、ついに自分の弱さを話し始めます。

 

・ニコの葛藤とかなんやら

誰かを守りたくて強くなったのにこんなことになってしまい、どうしようもなくなっているみたいですね。

そしてここからニコの主人公への想いがはっきりしてきます!(いやまあその前から大分わかりやすいですが…)


「部屋の鍵は外す、塔の中なら好きにしてていい、ただし俺以外のやつとは関わるな、以上わかったな?!」


早口でまくし立てるように主人公に告げると、立ち去ってしまいますが

いやーーー!!!!いいですね!!!!!

「なんで他のやつと関わっちゃいけないのかって、それくらい察しろ!!!」からもわかるように、いいぶっきらぼうキャラです。

大変好みです。鳥さんの演技がとても良い……

 

・手作りケーキの差し入れ

ニコに主人公の手作りケーキを差し入れたところ、全力で喜んでますww

こんなに喜んでくれるなら作りがいがありますよね…美味しそうに食べてます。

その後、主人公みたいな人が国の上にいるならこの国も変わるはずだ、と遂に解放してくれることに。

しかしちょっと寂しそうな主人公で…

 

・唯一?のイチャイチャシーン

ダミヘありがとうございます(吐血)

この一言に尽きます…流石は鳥さん。大変色っぽい。

乙女ゲだったり女性向けの作品にたくさん出てるだけあります…

言い方とかダミヘの使い方が最高すぎて語彙力がなくなります…ただひたすらに良い。


最後の夜に想いを告げあった二人が切なすぎて…不死身だから主人公が国を変えてくれるのをずっと待ってる、というニコ。

なんというイケメン…切ない…;;;;

 

・国が変わることを信じて主人公に託したその後

騒がしいと思って目を覚ましたニコが見たものは、塔を取り囲む軍の姿。

どうしてこんなことになってしまったのか…

逃げてきた主人公を迎え入れたニコですが、そんな主人公には拷問の痕が…


「結局この国は変わらなかった…最初から俺がぶっ壊せばよかったんだ…」


と、護ってやるからちょっと待ってろ、と言うニコに主人公が静止をかけ、話を聞けば塔に火を付けていて…

 

***

一緒に死ぬためにニコの元へきた主人公と、それを受け入れたニコ。

メリバがテーマのCDなのでわかってはいましたが、なんとも悲しい結末です。

いえ、傍から見れば悲しいんですが、当人達は幸せを手に入れてるんですけども。


それにしたって悲しいです…ずっと一緒にいたかっただけで、正しい国のあり方を求めただけだったのに、どう足掻いても変えることが出来ないなら、死ぬことで一生一緒にいることを選んだわけですね。

個人的に、底抜けに明るいハッピーエンドより、犠牲の上で~みたいな話がとても好きなので聴いててとても面白いんですが、平和に解決する方法はなかったのかなと考えずにはいられません。


流石にCD2枚組なだけあって聴き応えば十分でした。

ストーリーの作りもよく、暗い雰囲気ながらも暗くなりっぱなしではないので、メリハリがしっかりあってよかったです。